2025年2月某日 孤独な夜のお話相手

ご高齢の常連様。なにかと気にかけてくださりちょこちょこお邪魔させてもらってました。
電話をかけてきてくださるのは息子さんですが、行ってみるとお父様の用件で、しかも瓦がズレて雨漏りしてるとか、床か壁の中のどこかで水が流れてる音がする…様な気がする…とか、もう私の手には負えず、いつも結局「専門の業者さんを頼った方がよいですね…」という結論になり、そのままちょっと雑談して終わる、出張料だけ頂いて帰る、というパターンが多かったです。

その息子さんから久しぶりに電話がかかってきました。

今回はどんな依頼だろうと思って電話に出ると・・・
「父親が亡くなりまして・・・」
「えーー!!」
「恥ずかしい話ですが何も手を付けられない状態でして…自分がこんな風に(落ち込んで何も出来なく)なるとは思ってもいませんでして…とりあえずお話聞くだけでも聞いていただけませんか…」
「わかりました。すぐ行きます!」

お母様を早くに亡くされ父子二人暮らしが長かったようで、そのお父様がいなくなり突然やってきた孤独。想像するに余りあります。具体的に私に何ができるわけではありませんが、とりあえずお宅に急行してお話を伺いました。歳が近く、キャラ的なもの?も似ていることもあり、いろんな恥ずかしい話まで曝け出し合いしてしまいました。

約2時間半、お話相手をさせていただきました。(おそらくお客様的にはもっと居て欲しかったような雰囲気もありましたが…) 気分が軽くなりましたと言っていただけてほっとしました。

料金は、2.5時間7500円+出張料1000円=8500円
でした。